VAとかVEて何のことやねん?(´Д` ) [お仕事関連のお話]
VAとかVEとか製造業でコストに関わるお仕事をされている方ならよく耳にするかと思います。(`・ω・´)ノ
よく「VE提案」なんて言うとコストダウンの提案だと理解される方も多いでしょう。
確かにそれは間違いではないんですが、今日はそこんとこを詳しく解説してみようと思いますv(。・ω・。)ィェィ♪
先ずVAとは―――――――――――――――――――――
VA=Value Analysis(バリューアナリシス)の略です。和訳すると「価値分析」となります。
モノやサービスの価値を数値化して分析することを意味します(`・ω・´)ノ
計算式はこんな感じです↓
要は商品やサービスの質を向上させていく中でそれらを評価する方法ということですね(`・ω・´)ノ
商品A=機能120÷価格100=価値1.2
商品B=機能100÷価格90 =価値1.11
だと商品Aの方がより価値が高いといえると言うことですね(`・ω・´)ノ
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ではVEとは?―――――――――――――――――――――――――――――――
VE=Value Engineering(バリューエンジニアリング)の略で日本語では「価値設計」とか「価値工学」と言われます。(`・ω・´)ノ
元々、アメリカで生まれたVAの考え方を更に発展させたもので、その定義は対象商品(サービス含む)の価値が最も高くなるよう、機能と費用の両方を考え、実践していく組織活動のことだそうです(`・ω・´)ノ
これは計算式とかそういうものではなくてですね、価値分析(VA)を取り入れ、モノの価値を向上させるといった手法や活動そのものを指すと考えてください。
品質管理のことをQCと呼ぶのと同様の定義のようなものです。
VEの資格なんてものも存在します(`・ω・´)ノ
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んでまぁココまではそれぞれの言葉の定義を交えて解説しましたが、つまり何をいいたいのかというと、VEとは価値を向上させる活動のことで、それは単にコストを下げることだけを指すのではないと言うことです(*・ω・*)b♪
同じ性能を持ち、コストが下がれば顧客が1円あたりの消費で手にできる価値が向上してるわけでそりゃ喜びます。これは当然ですよね?
けど、コストはそのままだったり、むしろアップしたとしてもそれ以上に性能や品質など顧客が必要とする機能を付与できれば、これもまた同様に顧客にとっての価値向上ですよね?
つまり、VAとはこの価値を一律に評価しようという試みであり、VEとは顧客にとっての要求機能は何なのかを考え、それを実践していくものだと理解してください(*`σェ´*)
長らく続いた海外との苛烈なコスト競争で左近の製造業では無理なコストダウンが慢性化しています。
そこには海外に比べて「過剰品質」になって顧客が1円で手にできる価値を結果として低下させていた実態も背景にあることは否めませんが、その高い品質が日本の経済を支え発展させたのもまた事実!
ただただ値段を下げることに固執して、「安かろう、悪かろう」というレベルに身をやつすようなことにならないことを願います。m(_ _)m
大切なのは値段と機能のバランスを考慮し、「最適化された価値」を提供すること!
持論ではありますが、これこそがVAやVEのを実践していく新の意味だと思います(`・ω・´)ノ
それでは今日はこのへんで⊂(・∀・)∂))バイバイ
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